中学受験・高校受験の画一的カリキュラムを見直してみよう

塾の規模が大きくなればなるほど、画一的・統一的にカリキュラムで年間授業を進める塾が多いと思います。夏季講習なども生徒の理解度などに関係なく毎年同じカリキュラム、同じ教材で、すでに決められていると思います。

中学受験は毎週のテストと連動した1週間ごとのカリキュラムが組まれているところがほとんどでしょう。高校受験でも大手塾のカリキュラムでは生徒の理解度・学力差や中学校の進度などはほとんど考慮されずに年間のカリキュラムが組まれていると思います。

しかしながら、中学受験では偏差値が50以下の生徒は1週間にやるべき学習内容の絞り込みや理解不足の単元のフォローをタイミングよくやっていかないと、未消化状態が続いてしまうでしょう。

また、高校受験指導では生徒の学力差が大きいことがよくあり、しかも学校ごとに授業の進度が異なることも多いため、画一的カリキュラムで進めていると勉強の苦手な生徒が塾の授業について行けなくなってしまうことがあります。

したがって、中学受験でも高校受験でも、塾として個別対応が必要となります。例えば、授業や宿題での個別対応、理解不十分な単元の個別フォローetc.です。また、1週間の学習量の多い中学受験の場合には、家庭学習の進め方についても生徒ごとに細かな指示が必要になることもあるでしょう。場合によってはご父母の協力が必要な場合もありうると思います。

画一的カリキュラムによる授業→家庭学習→テストといった流れで勉強していて、うまく成績が伸びない場合は、早めに学習計画を見なおしてみたらいかがでしうか。