中学受験受験生のお母さんからの相談で「今通っている大手塾から通常の授業の他に『××特訓』や『夏季合宿』を受けるように勧められているが、そういうものも受けた方が良いのでしょうか。」というのが多い。
「塾から勧められるままに授業を増やしても成績があがるものではない。自分の学習で今何をやるべきかを考え、そのために必要な学習をすべきである。弱点補強、過去問対策etc.。そう考えると塾よりも家で勉強した方が良いケースも結構ある。」と私は考えている。
以下のケースは象徴的だ。
大宮駅近くにある大手塾に通っていたAさん。国語の成績が良くないので、その塾の国語の授業を全て欠席して学秀舎でマンツーマンで指導を受けていた。小6夏季講習も国語はすべて欠席(室長は渋い顔をしたそうだが)。
そして、その塾の大手塾での夏期講習のテスト結果は・・・・・・Aさんの国語の成績はクラスで1位。学秀舎ではその大手塾の夏季講習とは全く異なるカリキュラムで国語を指導していたにもかかわらずである。何十時間も夏季講習に参加していた生徒を抜いてしまったのである。Aさんはそのまま順調に学力を伸ばして第一志望の都内名門私立中に合格。
情報に振り回され思考停止に陥ることなく、合格ために何が必要かを冷静に考え、合目的的な学習をするべきである、とつくづく思う。
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