『通じる英語独習法』 内藤勝之著

20年近く前に書かれた本ですが、ここで指摘されている英語教育の問題点は今も解消されいない点が多いと思います。

塾を運営している人間としては、この本のP29以下の「英検が悪い」「英会スクールが悪い」記述は考えさせられるものがあります。

 

この本に限らず、中津燎子『なんで英語やるの』(この本は30年以上前に書かれた本です)や江利川春雄『日本人はどう英語を学んできたか』などを読むと、昔から日本の英語教育か抱えていた問題点の多くが解消されずに残っていることを痛感します。

 

英語を学ぶ際には、業者の宣伝広告にのせられて、無駄なことにお金を使わないように賢い選択をしたいものです。成毛眞氏が『日本人の9割に英語はいらない』という本の中で「英語業界のカモになるな」と書いているが、その通りだと思う。