なぜ勉強やるの?~太宰治の作品から

「勉強というのは、いいものだ。代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強しておかなければならん。日常生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。」太宰治 『正義と微笑』学校を去る黒田先生の言葉から引用